付下 月に兎

ピンクベージュに染められた生地に兎はボカシ繍に濃い色糸のまつい繍、月はやや太い糸で糸の間隔を除々に開けることでぼやけた感じを表現しています。


付下 立て付け枝春秋

クリーム地で梅と紅葉を合わせる事で、春秋両方ともお召頂ける様デザインしました。枝をのびやかに動きのある様描き 梅と紅葉は個々に動きがあり着ると訪問着代りになる一枚です。


付下 雪輪暈しに松竹梅

サビグリーン地に雪輪文様を暈し染で染め分け松竹梅の文様を色糸のぬいきりとまつい繍で表現しました。


染帯 絞り枝桜に桐

江戸時代の古裂の一部分を元に帽子紋と金泥仕上をバックに枝と桐の花は色糸で桜は金駒糸のチャラ詰め(駒二本開けて詰める)で表現しました。


留袖 疋田松に御車

松の疋田は糊の白上、御車は金彩で土台を作り後は全て刺繍で仕上げられています。金駒とじ、繍い切り平金(竹屋町)、まつり繍など多彩な技法と材料を組み合わせた当店がもっとも得意とする逸品。


色留袖 取方壺垂れ吉祥文様

江戸時代中期の古裂にある吉祥文様を金彩と刺繍で表現し当店で製版した型紙で小宝と菊を刷毛で暈し、その上を江戸時代の当時と同じ技法で色は現代風に表現しました。


訪問着 匕宝桃山草花

安土桃山時代の衣装を元に当時と同じ技法で再現した作品です。特徴として匕宝は金彩ですが刺繍は金糸を一切使用しない(当時はナイ)にもかかわらず、品格を兼ねそなえた逸品です。